新米エンジニアの日々

gaiyaxと申します。私は2016年3月に理系大学院を卒業しました。そして4月からはメーカーに就職し,エンジニアとしての人生が始まります。このブログでは日々の仕事での気づきや考えたことを綴っていきます。

生産技術と現場

N700A系。新たに新型車両N700S系が登場するらしいですね。

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 以前の記事で、省エネ担当の方と話す機会があると書きましたが、この2週間、そのような機会はありませんでした。原因としては、現場が忙しく上司が実習生の活動に付き合う時間がないということが挙げられます。

 私がいる職場では、生産工程において上流に位置する部品を作製しています。従って、後工程でその部品に何か不具合が見つかるとその現場に行き、対応することになります。時には生産を一旦止めて仕掛を全てチェックなんてこともあります。つまり、本来の生産以外のイレギュラーな業務が多すぎるという現状があるのです。

 特に、問題が多発するのは量産が始まったばかりの製品です。中には生産したほとんどすべてに何らかの不良を抱えている部品などもあります。素人目でみると生産技術が確立していないのに量産を開始してしまったような印象を受けます。現場では試行錯誤して何とか改善したいのに日々の生産と後工程の対応に精一杯・・・というのが現状です。

 新商品や新技術を投入する際には事前の入念な準備が重要ということが身に染みて分かりました。私が何か新しい技術や機械を導入するような仕事をする際には、導入した場合のコスト削減効果や省エネ効果にばかり目を向けるのではなく、「実際に使用する現場でどんな不具合が考えられ、どうすればその不具合を起こさずに済むのか」ということを良く考えるようにしたいと思います。

 

 とりあえず、今回の実習では自分ができること・すべきことを自分で考え自発的に活動に取り組んでいきます。